長期保管前の田植機の整備

今日は、田植機を倉庫の奥にしまいます。
長期保管前の整備をします。

こちらは、昨夜、夕食後に作りかけのイノシシ・シカおどしの7号機です。
100Vの強力ブザーをヤフオクで1200円くらいで買って、980円のカインズホーム製のセンサーライトを改造して、
ハロゲンライトと連動して鳴るようにしました。
秋が深まり、いよいよイノシシがサツマイモ畑に出てきたら、最後の砦として仕掛けようと思います。

こちらは、稲刈り後のイネをかけるウシを作るためのパイプです。
25mmのメッキパイプを3本1組にして、足を作ります。
それに4mのメッキパイプを渡して、ウマにします。
かなりたくさん必要なので、少しずつ作っています。

こちらが今年の役目を終えた田植機です。

キャブレターの調子が悪く、オーバーフローを起こしていたので、ヤフオクで別のキャブレターを中古で買って移植していたのですが、
その後、やはりヤフオクでニードルバルブが手に入り、元々のキャブレターに取り付けてあったので、そのキャブと再交換しました。
チョークレバーの形状もピッタリで、もともとのチョークレバー用のワイヤーが使えるようになりました。

さあできたと、何回かエンジンをかけてみましたが、前のオーバーフローはすっかり直っていました。
やったあ、さあ、これで最後だ。もう一回かけてみよう、
と思ってリコイルスターターのひもをひっぱたら、バチンとひもがはずれてしまいました。
「しょうがないなあ・・・。」と思って、カバーを外したら、なんとひもの巻き戻しのゼンマイが飛び出してしまいました。
「ア〜ア・・・。」
このあと、半日以上、白いカバーの方にゼンマイの中心部を引っかけて、最後にゼンマイの外側を黒いプーリーにはめようとしましたが、
ゼンマイが飛び出していて、どうしてもうまくつきません。
ほとほと参ってしまいました。

ちなみにリコイルスターターの回転は、このエンジンのシャフトにつながった、おわんみたいなカップに伝わってクランクシャフトを動かし、
エンジンが始動します。
うまく考えたものです。

そのすぐ隣にあるものレバーが、植え付け株数の調整レバーです。
1坪あたりの植え付け株数が、60株、70株、80株の中から選べます。
しかし、私は1坪37株の疎植栽培がしたいのです。
標準でその機能が付いている新車の田植機は、60万円もします。
なので、苦肉の策として、植える早さは同じで、走るスピードを上げ、
「植え付けモード」ではなく、
「走行モード」にして植えています。
2万円で買った田植機で疎植栽培をするには、それしかないですね。(笑)

さて、半日かかって、あれこれ試行錯誤して、ようやく思い出しました。
そういえば、最初に外したとき、ゼンマイはこんな風にリコイルスターターのプーリーの中に収まっていたんだよな・・・。
と思い出して、この状態にしてからそっとカバーに取り付けてみたら、すんなりうまくできました。
な〜んだ、そうだったのか。(笑)
白い泡は、グリスです。

カバーを取り付けて、できあがり。
やれやれ。

これで来年も使えます。

最後に、燃料タンクのキャップを外して、一晩おいて乾かします。

燃料フィルターに付いているドレンボルトを開いて、ガソリンを全て抜き取ります。
最後に、リコイルスターターをそっと引っ張って、固くなったところ、つまり圧縮がかかったところで止めて、おしまい。
カバーを掛けて、来年までお休みなさい。(笑)