田んぼのあぜの改修工事 その2・型枠作り

ユンボであぜのきわを掘って、いよいよ水漏れ補修工事に入ります。

庭には、南天の実がたくさん着いています。

大根もかなり大きくなってきました。
早いものです。

あぜの型枠を設置するように掘っておいた穴には、わき水がたまっています。

隣の田んぼとの間のあぜにもたまっています。
この水をなんとか抜かなければ工事になりません。
月曜日は、型枠の工事計画だけで終わってしまいました。

次の日です。

平成23年度の古々米が売れました。
ボランティアでポン菓子を作っている方が、水分が少ない方がいいと言うことで、
古々米を買い取ってくれました。
30キロありましたが、10キロ100円で、送料も負担してもらって、2400円くらいで売れました。
もうけはありませんが、古々米の在庫処理は終わりました。
今日は、こんなことや、型枠の材料をそろえて終わりました。

いよいよ3日目。

工事現場は完全に水没してます。

そこでこれ。
エンジンポンプの登場です。
下田のハンディで買ってきました。
1万円ちょっとだったかな。
25ccくらいの2サイクルエンジンですが、なかなかハイパワーです。

あっという間に排水してしまいます。

その間にコンパネを切って、型枠を作ります。

最初の1枚目は、あぜにドリルで穴を開けるときの定規を作りました。
この穴に合わせてドリルで穴を開ければ、連続して正確に開けることができます。

型枠の方にも、定規に合わせて穴を開けます。
ここも、1枚目は定規にします。
7枚の型枠ができました。

続いて、水漏れの応急処理です。
油粘土や、ビニールを詰め込みます。

そしてまたエンジンポンプで排水します。

それでもまだ漏れるので、ここだけ先にコンクリートで防水工事をすることにしました。
あまっていた切れっ端で型枠を作ります。
ここにコンクリを流し込みました。

この状態で、なんとか漏水は止まりました。

次の日、いよいよ型枠設置です。

準備は万端。
いざ、工事開始。(笑)

まず、定規を当てて、コンクリに穴を開けます。

そこに使う金具です。
左から、鉄の棒が丸型セパレーター。コンパネとあぜとの間を開ける金具です。
下が、打ち込みナット。ドリルで開けた穴に差し込んで、上から金づちで打ちます。そうすると、下の割れ目が開いて、くさびが入り込み、抜けなくなる仕組みです。
右側の手裏剣みたいなのが、板ナット。2枚でコンパネを挟んで、動かないように固定します。

まず、あぜに電動コンクリートドリルでアンカーボルトより短めの穴を開けます。

そこにアンカーボルトを、くさびが先になるように差し込みます。

こういう状態。
まだくさびが開いてないので、抜けてきます。

それを金づちでたたき込みます。
すると、くさびがめり込んで、奥の方で開き、しっかり壁をつかんで離れなくなり、抜けなくなります。

これでアンカーボルトの設置完了。

ここに丸セパレーターを差し込み、先端に型枠を固定する板ナットを取り付けます。

あとはその先に、この型枠を設置するだけ。

1週間の最後の日です。

昨日1日で、ここまでできました。

あぜの高さは今のものと同じにする予定なので、15センチほど出ています。
60センチの深さの型枠を用意したので、深さは45センチほどでしょうか。
今のあぜよりは深くなりますが、完全に漏水を止められるかは、ちょっと不安です。

とにかく、工事は進めます。
あと6〜7メートルです。
穴開け定規の板を固定するために、60センチくらいあるクランプを買ってきました。
これで穴がずれることもなくなりました。

いよいよあと2枚くらいです。

排水は、おやじさんのアドバイスで、上のせぎの川下に流すことにしました。
田んぼに排水すると、しみこんでまた出てくるからです。

あと2枚ほど設置したら、次は補強です。
単管パイプを使って、ガッチリ止めます。
また来週。(笑)