ホンダトラクター マイティ11 燃料系修理 その1

8月に入りました。
中干しは今日までです。

今日こそ、マイティの故障の原因を突き止めたいです。
日よけのタープの下でやります。
熱中症予防に扇風機も用意しました。(^_^)

ボンネットを開けるの何回目だろう。(^_^)

エアクリーナーは外しっぱなし。
CDIはOK。

今日はここです。
ガソリンタンクからキャブレター。

まずはガスタンクを外します。

ガスを抜きます。

戻したくないけど、携行缶に戻しました。

タンクを外すためには、運転席の下のカバーまで外さないとダメでした。
整備性が悪いぞ、ホンダさん。

ガスタンクの2本のベルトを外しました。

うっ・・・、見てはいけないものが・・・。(^_^)
あとで処理しよう。(^_^)

タンクの上にこんな部品が付いてました。
引っ張り出してみると・・・、

燃料計のゲージでした。

はい、タンクが外れました。

付いてたとこもちょっと汚れてます。

しかしひどいのは、溶接面のサビです。
溶接のあとの処理、ちゃんとしてるのかなあ。

上面もサビが・・・。

こうなったら、やるしかないでしょ。
いつやる?
今でしょ。(^_^)

サビを落として、ラッカースプレーで塗装します。

例によって、厚塗り〜。(^_^)

キャブレターのチョークバルブのケーブルを外します。

エアークリーナーへの接続口を外します。

キャブに到達しました。

金具止めを外します。

ガスケットを外します。

ガバナーのロッドを外します。

燃料パイプを外します。

はい、キャブが外れました。

まだ、下にこんなに付いています。

その間に、1回目の表面の塗装が乾きました。

次は裏面です。

マスキングテープを貼って穴をふさぎます。

また、ラッカースプレー-を思いっきり厚塗りします。

ちょっと乾いては塗り、2〜3回塗ります。

乾かしている間、また、キャブに戻ります。

乾いたらまた塗ります。
取り付けベルトも錆びてたので塗ってしまいました。

これでもかというくらい塗ります。(^_^)

けっこういい感じ。(^_^)

エアクリーナーの接続口も、

ラバープロテクタントスプレーをぶっかけて、ピカピカにします。

キャブのガソリンドレンパイプも邪魔です。

しばらく外してしまいます。
あとは、下に付いてるこの部品、
2本の通電があるし、いったい何だろうと思って外してみると、

お〜、ソレノイドバルブではないか!
こんなところに付いていたのか!

調べてみると、この部品はキャブレターソレノイドバルブと呼ばれていて、
エンジンがかかったときだけ通電して、キャブレターにガソリンを供給する部品らしいです。

バッテリーをつないで通電試験してみると、イグニッションスイッチを入れた瞬間に真ん中のピストンがカチッと上がって、
キャブの下の部分を開き、ガスを供給していました。

これはいいぞ、と思った瞬間、カチッといって、またピストンが下がってしまいました。
何回やってもそうです。

そのうち、ソレノイドバルブがすごく熱くなってきました。

どうも、通電し続けると、熱を持って、ピストンが戻ってしまう感じです。
これでは、ガソリンの供給が止まってしまいます。

エンジンがかからない原因は、ここかな。

キャブの奥に、もう一つ、ソレノイドバルブらしいバルブがあります。

ガスタンクと、キャブをつないでいます。
これも怪しい。(^_^)

下の部品を外すと、

やっぱりピストンが・・・。
これもソレノイドバルブです。
この状態からだと、通電してないので、中のピストンがポロッと落ちてきました。
やばい、とあわててカバーを取り付け、通電試験をしてみました。
しかし、ゴムカバーの中のピストンの動きは、全然音がしなくて聞こえません。

どうしよう、・・・と思って、もう一度カバーを外してみると、ピストンが引っ込んだまま、出てきません。
しまった、通電してた、と思って、バッテリーから端子を外したら、とたんにピストンがバネで飛び出してきました。

お〜、働いているじゃないか。
これなら大丈夫。

と思ったのですが、よ〜く考えると、バッテリーをつなぐだけで通電してガスを通すのはマズいですよね。
ほんとは、イグニッションスイッチを入れて、エンジンオンにした状態で、初めてガスを通すのでないと、
バッテリーをつないだだけで通電してしまうのでは、漏電してると言うことです。

どうりで、バッテリーの端子を外さないと上がってしまうわけです。

でも、とりあえず、エンジンをかけるには問題なし。

元に戻します。

問題は、このキャブレターソレノイドバルブです。
ここは、電磁弁にしなくたっていいところです。
普通のトラクターでは、手動式の燃料フィルターが付いているところですから。

ソレノイドバルブは、なかなか高価で、これにピッタリ付く部品はありません。

ならば、電磁式はやめて、固定式にしてしまうか。
タンクの下に既に1個、ソレノイドバルブは付いているのだから。

また来週のお楽しみ。(^_^)