2024年9月18日(水)
イネツトムシ、出た (゜ロ゜)

夕方前です。

東の田の水口の辺を見ていたら、・・・

なにやら稲の葉っぱがばかに濃くなっています。
何だろうと思って取ってみたら、2枚の葉がくっついていました。

他にもいくつか見えます。

くっついた葉を開いたら、中から何かの幼虫が出てきて、ポトリと田んぼの水の上に落ちました。

もう1つ、くっついた葉を取ってみました。

そっと開いてみると、こんな幼虫が出てきました。
初めて見ます。

稲の葉を食ったのでしょうか?
この葉は食われてませんけど。

見ると、田んぼのあちこちにこの幼虫の巣らしきものがあります。
これはやばいかな?

東の田だけでなく、全部の田に広がっていました。
さあどうしよう?

ネットで調べたら、イネツトムシという虫の幼虫でした。
何かと思ったら、イチモンジセセリでした。
子供の頃には、お玉ちゃんと言っていた小さな蝶です。

よく調べると、稲が小さいときに大発生すると葉を食われて大変みたいです。
駆除するには、ダントツという殺虫剤を使います。
しかし、この殺虫剤、ネオニコチノイド系農薬でした。
虫だけでなく、人間の、特に子供の脳神経に悪影響があるとして、ヨーロッパでは禁止している国もあるそうです。
日本では、規制がゆるくて、自由に使えるみたいです。
しかし、このイネツトムシは、夏季の高温多照年には、特に多発するので、豊年虫とも言われているそうです。
私も昔からよく見てきました。
幸い、今年の稲はもう、大きく育っています。
多少、葉っぱを食われても、米が取れなくなるなんてことはまずありません。
なので、このまま様子を見ることにしました。
自分も、子供たちも食べる米に、ネオニコチノイド系農薬は使いたくないので。

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