狩野川で濁り漁

10月9日(土)は、台風22号で沼津でもかなり被害が出ました。
翌10日(日)は、台風一過ながら、少し曇りがちな陽気でしたが、狩野川の水はだいぶ引きました。
そこで、前からやってみたかった濁り漁に出かけました。

濁り漁というのは、大雨が降って川の水が濁り、川べりの岸の上の方の草に水が漬いた時に行います。
流れに流されまいと、必死に草にしがみついているエビや小魚を網ですくうのです。

野田知佑さんの本に出てたのを読んで、そういえば子どもの頃、田舎の川で大人がやってたなあと思い出しました。
さっそく、狩野川に出かけて、やってきました。

昨日は川沿いの道の上まで水が来ていましたが、今日はちょうど良く、道のすぐ下まで来ていました。
道沿いに10回ぐらいすくってみた成果が、下のエビです。

観察しやすいように、いつものメダカ取りのケースに入れてみました。
お、いるいる、テナガエビに、小さいエビはヌマエビかな。
よ〜しよし。大漁、大漁。(笑)

いちばん大きいのは、約8cmのテナガエビ。
ラッキー〜〜〜〜。
あとでしょう油で煮て頂きます。

お次は、約6cmちょっとのテナガエビ。これもまずまず。

お次は、4cm位のやつ。ちょっと小さくて食べてしまうのはかわいそうだけど、
メダカと同じ水槽に入れるわけにはいかないから、いただきます。

これも小さいけど、テナガエビ・・・。
ムムム・・・。
これは、ひょっとして・・・。

そう、ここまで来て気が付いたのですが、なんか、捕ってきたエビのほとんどがテナガエビなのです。

初めは大きいのだけがテナガエビかと思ったら、小さいのもほとんどがテナガエビだったのです。
うわ、どうしよう。メダカの水槽には入れられないぞ。

残りの5mm位の小さいやつも、なんとほとんどがテナガエビ。
ひえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、なんかエイリアンみたいだな。
こんな小さいの食えないぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜。

結局、メダカの水槽に入れられるのは、ヌマエビらしき、この2匹だけ。
いやあ、大漁だと思ったんだけどなあ。

こうして大きいテナガエビは砂糖しょう油でおいしくいただきました。
焼いてもうまいんだけど、焦げるとまずいから甘煮でいただきました。

そして釜ゆでを逃れたヌマエビは、メダカのめでたく水槽に入りました。
こちらは大きい方のだいぶ体色が濃いやつです。
何という種類かな。

もう1匹は、奥の方にいます。これは少し小さいですが、色はやはり褐色っぽい色です。

残った小さいテナガエビの稚魚たちは明日、放流してきます。
でも、狩野川にこんなにテナガエビが多いとは思いませんでした。