修善寺 奥の院

久しぶりの晴天の休日です。
またまた西浦から峠を越えて修善寺まで、散歩です。
今日は達磨山レストハウスからも富士山がよく見えました。
時間が早く、すいていたので、スケッチをしている人もいました。

今日の目当ては、修善寺奥の院です。
これで3回目くらいかな。
いつも誰もいませんが、今日もやっぱり誰もいません。

入り口には山門も何もありません。
石の門柱があるだけ。
参道は石畳です。

奥に一段高い所に護摩堂のあとがあり、そこに上がる階段があります。
その手前に池があり、池を渡る橋の前に賽銭箱があります。
その賽銭箱に、屋根が付いている?のかな。

この階段を上がるあたりから、なにやら山の中の修行場の雰囲気が漂い始めます。
始めてきたときは、ちょっと薄気味悪いくらいでした。
もう慣れてしまいましたけど。(笑)

護摩殿跡には、礎石だけが残っています。

そして正面に小さな滝が落ちています。

このあたりで千数百年前、18歳の青年空海、つまり中国へ留学前の若い頃の弘法大師が
ここの平らな石の上に座って修行したという言い伝えがあるそうです。
なるほど、と思える雰囲気です。

このあたりの滝や断崖にはつきものの、柱状節理です。
地震があったら落ちてきそう。

昭和の時代まで、このような護摩堂が立っていたらしいですが、
台風で倒壊してしまったようです。
明治時代の作家、泉鏡花が「奥の院にて」という文を書いているらしいので、
その頃には有名だったのでしょう。

現在、再建を計画中のようです。

18歳の頃の弘法大師は、京都のお寺で修行していたらしいのですが、
そのころから日本全国に修行したり、橋を架けたり、水をわき出させたりする伝説が広まっているようです。
修善寺の場合は、どうなんでしょう。
ほんとであってほしいですね。

帰りの道には、パンパスグラス。

もう、彼岸花も咲いていました。
早!

一部の田んぼでは、稲刈りをして、田牛に掛けてありました。
コンバインで刈ってしまうことが多くなったので、珍しいです。

稲穂が実り、すっかり里の秋です。

今回も、散歩の足はDRです。
今回は70Kmくらいかな。