自作PC3号機  2000年7月

2000年7月のメールを元に編集しました。

第3号自作パソコン製作顛末記

去年の春休みに第1号、夏休みに第2号を製作してから、ずっと組み立てていませんでしたが、ついにその時がやってきました。
S小は職員室にウィンドウズパソコンがなかったのですが、夏休みに入るから、と言われて、待ってたのですが、
入るのはインターネット接続用のサーバーで、職員室内LANにはつなげないということがわかったのです。

しかたがないので、学校のなけなしのお金を出してもらって、私が自作することにしました。
15日の土曜日にOAナガシマで部品を買ってきて、学校で組み立てました。
必要工具は、プラスドライバー1本です。

基本になるのは、ベアボーンキットと呼ばれる、半完成品のキットです。
OAナガシマのチラシのDOS/Vパーツの下の方に載ってるキットのうち、
カッパーマイン対応ブックPCベアボーンBK810というやつです。
その20G HDDとセットで38,800円というのを使いました。
ケースもマザーボードもCD−ROMドライブ(52倍速)も、モデムもLANボードも
キーボードもマウスも、スピーカーまでも付いています。
CPU(パソコンの計算の中心となる部品)は、インテルのセレロン533MHZ・・・・・・10,980円
メモリーは、バルクと言って、きちんと箱に入っていない袋入りのやつで、64MB・・・7,480円
モニターは15インチのLG電子製スタジオワークス575N・・・・・・14,800円
これに消費税が付くのですが、ナガシマで買うとポイントサービスが付くので、買ったあと付くのと同額のポイントを私のやつから使って支払ったところ、
しめて73,373円也でできました。

と言うことで、できあがったのが下の写真のブックPCです。

右側にあるのが6月に市内の学校に配られたネットワーク用のページプリンタです。
その左にある縦型に置いてあるやつが、今回の自作品です。
左端が15インチのモニターです。
モニターと比べても小さいでしょ。
でも、次の写真にあるように、モデムもLANボードもついてるし、USBコネクタも2つあるので、職員室内LANとデータ蓄積用には20GBのハードディスクがあるので十分でしょ。

しかし、今回は前回のA−OPENという台湾のパソコン会社のキットを組み立てたときと違って、なかなか苦労しました。
A−OPENのキットには日本語の説明書が付いてたのですが、今回のには一切ナシ。出来上がったPCの使い方のパンフしか入ってませんでした。完成までに3回、OAナガシマのお世話になりました。

1回目は、組立が終わって、いざ電源オンしてみたら、うんともすんともいわないのです。
ケースをはずしてみたら、マザーボードの中央に1つ、何かのモニターランプがついてるのが見えたので、電気は通ってることはわかったのですが、後がわからないので、ナガシマへもってって見てもらったら、インジケーターランプのコネクタの差し込みが逆でした。
それを直したら、なんなくBIOS設定画面が出て、直ってしまいました。

2回目は、組み立てた後、ウィンドウズ98をインストールするとき、途中で止まってしまうのです。
またまた何回やってもわからなくて、ナガシマで見てもらったところ、ケースの中の配線がごちゃごちゃしてて、CPUとかの熱がこもっちゃって、それで止まるとのことでした。
(※注  これは、フラットケーブルをわざと何回かねじってから接続すると、細くなっていいようです。)

びっくりしました。ふつうのATXのケースを使ってたら、まずないことですね。
それも簡単に直ってめでたし。

3回目は、ウィンドウズのインストールも終わって、サウンドボードドライバといって、スピーカを鳴らすためのソフト、VGAドライバといって、グラフィックボードを働かせて何万色もの色を表示させるソフトのインストールのときです。
普通はCD−ROMからほとんど自動的にできるのですが、VGAドライバのインストールがどうしてもうまくいかないのです。

またまたナガシマに持ってったら、CD−ROMの中のいくつかのディレクトリをのぞいて、あっという間にドライバのインストールファイルを見つけだして、あっという間にできてしまいました。な〜んだ、そんなとこにあったのか、という感じでした。

ということで、結局、完全に出来上がるまでに3回お世話になったのですが、全て無料でした。
できあがったブックパソコンの拡大写真です。なかなかいいでしょ。


夏休みに、家庭用、お子さま用の2台目にいかがですか。
もうちょい、いいキットを買えば、10万円弱で日本語の説明書付きで、市販の物よりいい物ができますよ。