自作6号機のディスプレイ改良

仁科のおじいちゃんの使っていた自作6号機です。
2003年に組み立てた自作5号機です。
最近、17インチの液晶ディスプレイがチラチラし始めて、
パソコン本体の起動や反応が遅くなってきたので、
そろそろ替え時です。
液晶ディスプレイを大きくして、ハードディスクの引っ越しを考えました。
ワイド画面の液晶にするには、もうマザーボードが対応していないので、
マザボ、CPU、メモリー、全て入れ替えです。
ケースと、DVDドライブ、フロッピードライブなどはそのまま流用します。
いざ、改良始め。

本体です。
本来の大きさのATXのタワー型です。
今では大きすぎるくらいの筐体です。
そのまま再利用します。
いちばん上には、最近はあまり使われなくなったMOドライブが付いてます。しかも、SCSI接続です。

マザーボードは、非常に簡素なもの。
ディスプレイ接続用のアダプタもありません。
玄人志向のグラフィックボードをPCIポートに付けてありました。
なんとUSB2.0のポートまで、追加で付けてあります。
当時はみんなUSB1.0だったんですね。

サイドカバーを開けると、6年間のホコリがいっぱい。
MOドライブへ接続するSCSIのボードからすだれのように長いフラットケーブルが・・・。
でも、ケースが広いから、全然問題なく収まっていました。
のんびりした時代でした。(笑)

当時の最新のマザーボードです。
MSIのものみたいです。
CPUは、AMD社のATHRON、クロック周波数は2Ghz、メモリーは256MBしかありません。
当時としてはこれで充分だったのでしょう。

はずしてみると、ずっしり重い、普通のATXサイズでしょうか。
もう使わないと思いますので、そのまま販売店へ持っていって回収してもらいます。
前に埋め立てゴミの日に町内のゴミ出し場所へ持っていったら、
見張りのおじいさんに怒られてしまいました。(笑)

こちらが新しいマザーボード。
こんどはGIGABITE製です。
どちらも台湾製です。
日本では作れないのかなあ。
作れても、きっと価格で負けてしまうから、やらないんでしょうね。
昔は日本でもCPUまで作っていたのに。
覚えてますか、NECの9801に乗っていた和製CPU?
あれ、何という名前だったっけ?(笑)

こんどはインテルのPentium dual-core E6300 LGA775 というCPUです。
クロック周波数は2.8Ghz、前のより0.8Ghz速いだけですが、デュアルコアとかいう技術で、スピードは相当上がっています。
キャッシュも2MBあります。
6年間の技術の進歩はすごいもんでしょうね。
メモリーは、1GBを2枚、前の4倍の2GB載せます。

電源も新しいマザーボードに対応して、載せ替えました。
古い電源には、新しいマザーに付いている小さい電源プラグがないのです。
前のが400W、新しいのは450Wです。
載せ替えて驚いたのはその重さです。
筐体がプラスチックになっていて、前の電源はずっしり重く1キロ近くあったろうと思うのですが、
感覚的には半分くらいの重さです。
空冷のファンも大きく、静かになっているでしょう。

ごちゃごちゃした配線を接続して、・・・

ハイ、出来上がり。(笑)

新しいマザーボードのドライバをインストールします。
付属のCDロムを使って、自動でできます。

何とか完成。
次は、ハードディスクの引っ越しですが、
これは失敗しました。
というのも、古いハードディスクは平べったいケーブルのIDEという接続です。
それに対して新しいハードディスクは、S-ATAという細いケーブルの接続で、
同時につないでデータの引っ越しができないことがわかりました。
もしできても、新しいハードディスクに古いハードディスクの内容をそのまま入れると、
S-ATA接続にした場合、動かない恐れがあると言うことに気がつきました。
ということで、新しいハードディスクに入れる場合は、
新たにウィンドウズから入れ直した方がいいということで、それは次回にすることにしました。
とりあえず、今回はワイド画面になったのと、スピードアップができたことで完了。
めでたし。
乞うご期待。(笑)