今年も真夏の車検です。
昼間は暑いので、夕方5時から車検前の点検整備を開始します。(^_^)
荷室に積んであった荷物を下ろします。
こんなに積んでいても、ほとんど非常用です。
あまり使わないものばかりです。
今年は暑さ対策に、工場用の扇風機を用意しました。
うんと高いかと思ったら、4000円くらいでした。
いい風です。(^_^)
夕方でも、熱中症対策は書かせません。
これも欠かせません。
油圧ジャッキです。
なかったら死んでしまいます。(^_^)
はい、使い古しのお風呂の椅子と扇風機をセットして、準備完了。
ホイールキャップを外します。
付けたままでは車検を受けられません。
検査官が、タイヤの取り付けボルトを調べるときに邪魔だからです。
シートカバーも外しました。
後席も。
荷室も空っぽにします。
去年まではここに貨物自動車の所有者の名前をペンキで書いていました。
トラックの車検の時、書かなくていいと言うことがわかりました。
とっても楽になりました。(^_^)
19年目、18万キロ走行です。
今では珍しい全てアナログのメーター。
とっても見やすいですよ。(^_^)
では、右前輪から始めます。
去年、ヒューズが切れて動かなくなったけど、ヒューズを替えて直した電動インパクトレンチを使います。
ところが、スイッチを入れるといきなりソケットが回り始めて、ちっともボルトを緩めることができません。
初めは中だけで回転して、パワーがかかったところで、ガツンとソケットを回さなければダメです。
このレンチはダメでした。
トラックに積んであった電動インパクトレンチを使います。
こっちは大丈夫。
ジャッキで持ち上げて、・・・
電動レンチでタイヤを外します。
楽ちんです。
う〜ん、1年間の汚れです。
まずは、ぬれタオルで拭き掃除します。
今回、ホイールを留めてあった袋ナットを交換します。
前にタイヤ屋で見てもらったとき、ナットが限界だと言われたからです。
たしかにだいぶ丸くなってます。
新しいナットはこんなに高さが違います。
いくらだったっけ?
袋を見てみたら、領収書が入ってました。
なんと24個で7440円!
こんなに高かったっけ?
1個310円じゃないの!!!
サファリのタイヤは、今では珍しい6穴だから、全部で24個も要ります。
大出血だあ。(^Д^)
古いナットは廃棄です。
もったいないけど、仕方ないなあ・・・。
水拭き完了しました。
お次は防錆塗料を塗ります。
シャーシーブラック。
昔は1本1000円しなかったんだけど、今では1100円です。
でも、速乾性でとっても使いやすいのです。
はい、1本使い切って出来上がり。
いいできです。
次は左前輪です。
タイヤを外して、中を見たら・・・、
うわっ!なにこれ?
ゴムのカバーがめくれて、垂れ下がってる!!!
しかも中が錆びてる!
ひえ〜〜〜!!!(^Д^)
こんなことは初めてです。
ありえない!
タイヤハウスからエンジンルームが見えてるし。
暗くなったので、ハロゲン灯を点けて作業してます。
その明かりを持ち上げて、ボンネットの中をのぞくと・・・、
ひえ〜〜〜〜!!
フレームまで錆びてる!!!
穴まで開いてる!
どうしよう。
この上のバッテリーの台から漏れたバッテリー液が原因です。
このままではフレームが痛んで、深刻な事態になってしまう。
困った!
そこで、夜間の作業は難しいと判断して、いったん中止。
明日の朝、始めることにしました。
一夜明けて、次の朝、書類を準備します。
車検の正式名称は、継続検査です。
車検場でユーザー車検のために、車検場に案内がおいてあります。
それに載っている書類を用意します。
まずは検査票。
これはただでくれます。
案内の書類に付いています。
重量税納付書。
これも付いています。
重量税の印紙と、検査登録費と審査証紙。
これは、隣の自動車会議所で買います。
ちなみにサファリは重量税が18900円、
検査登録印氏が400円、
検査証紙が1400円です。
継続検査申請書。
これはマークシートで、同じく隣の自動車会議所で25円で売ってます。
ユーザー車検の予約は、インターネットでします。
今年は月曜日の第3ラウンド、12時45分から2時15分の間にしました。
自動車検査票に去年のものを参考に、書き込み、検査証紙と検査印紙を貼ります。
自動車検査証は、今の車に積んであるものです。
継続検査申請書には、マークシートなので、鉛筆で登録番号や車台番号などを書きます。
申請者と受験者はペン書きです。
自動車税の納付証明書です。
小さくてなくしそう。
自賠責保険の証明書です。
サファリは普通貨物なので、1年で24040円です。
これがいちばん高いです。
整備記録簿です。
去年のを参考に、記載していきます。
あとは、実際に点検しながらやります。
重量税納付書です。
サファリは普通貨物で、車両総重量が2.5トン以上なので、18900円です。
高いです。
次の日の朝、いよいよ昨日の箇所を整備します。
夕べは不安になって、サファリのフレームがボロボロになって、折れてしまう夢を見ました。
お〜、恐ろしい。(^Д^)
前輪の下を見たら、なにやらさび付いた茶色の液体が流れた跡がありました。
こんなに流れたんだろうか???
何か他のかな?
う〜〜〜ん、わからん。(^0^)
ま、とにかく新しいバッテリーは、大丈夫。
いざ、工場用扇風機を回して、作業開始。(^0^)
うわっ、すごいサビです。
どこまで行ってるかなあ・・・。
サビ落としにはこれです。
ワイヤーブラシ。
今朝、ジャンボエンチョーで買ってきました。
ゴシゴシこすり落としました。
そしたら、案外傷は浅いことがわかりました。
よかったあ・・・。(^_^)
サファリの鉄板は強靱です。
フレームの方も、そんなに行ってませんでした。
不幸中の幸いでした。
みんなブラシでこすり落とししました。
サビ落としの後はこれです。
カンペハピオのさび止め塗料。
刷毛も買ってきました。
たぶん一発でダメになります。
またまた、これでもかというくらい、ベタベタに厚塗りしました。
さび止めが乾くまでの間、後輪をやります。
まずは右から。
はい、完了。
どうです、この輝き。
私はこの黒いシャシーブラックの塗装が大好きです。
質実剛健。
すぐに乾いて、垂れません。
サビは要らない、汚れはドス来い、という感じですね。(^_^)
ハブの中心も塗りました。
いい感じです。
車体の下へ潜り、できる範囲でシャシーブラックを塗りました。
タイヤの下には車止め。
こっちも。
お次は左後輪。
ナットは限界。
ハブもサビサビ。
タイヤを外します。
サファリは4輪とも、ベンチレーテッドディスクです。
18年使ってきましたが、全く問題ありません。
いい車です。
汚れはあるけど、そんなに錆びてません。
コイルスプリングも、スタビライザーのトーションバーも、元気です。
水拭きしてシャシーブラックを塗ります。
いい感じです。
ほんとは、実家で、ケルヒャーの高圧洗浄機で洗ってからやりたかったんですけど、毎年この程度で済ませています。
来年はやってやりたいなあ。(^_^)
いい感じ。
う〜ん、きれいだあ。(^_^)
これだけでも、1年は十分持ちます。
タイヤを戻して出来上がり。
ハブも塗りました。
ちょっと精悍になりました。(^_^)
バッテリーのさび止め塗料がだいたい乾きました。
まだ乾いてないところもあるけど、そのままプラスチックのバッテリー受け皿を敷きます。
バッテリーを乗せます。
止め金具も乾きました。
ガッチリ留めて、できあがり。
右側のバッテリーの下を見たら、元々、フレームに半円形の穴が開いていました。
な〜んだ、錆びて穴が開いたんじゃなかったんだ。
よかったあ・・・。(^_^)
次は、この剥がれたゴムシートを元に戻します。
ジャンボエンチョーになくて、原のカインズホームの自動車部品売り場に、こんな部品が売ってました。
ブラッシュクリップ。
プラスチック製のブッシュです。
2個で500円くらいしました。
ピッタリはまりました。
それにしても、バッテリーの液って、プラスチックの部品まで溶かすのかなあ。
プラスチックは酸に強いと思ってたんだけど。
それか、何か力がかかったかなあ?
不明です。
とりあえず、錆びていそうなところは全部、防錆塗料を塗りました。
いよいよ最後に、左前輪です。
はい、できました。
う〜ん、美しい!(^_^)
車のシャシーのこの部分て、メカニカルで、アナログで、大好きです。
特に4駆の大きなアクスルケース、ディフェレンシャルケース、あちこちに伸びるアクスルを支えるリンクのロッド、ステアリングロッド、ショックアブソーバー、
みんなピカピカにしたくなりますね。(^_^)
きれいでしょ。(^_^)
タイヤを付けて下回りはすべて完成です。
オートロックフリーホイールハブも付いてますが、フリーにしたことはありません。
フリーにすると、バックしたとき、ロックが抜けてしまうからです。
サファリほど車重があると、前輪のハブをフリーにしてもしなくても、大して燃費には関係ないですね。
剥がれてたゴムシートも、周りを塗装したら目立たなくなりました。
今朝も、工場用扇風機が活躍しました。
これがあると、ほんとに涼しいんです。
今度は実家に持ってってトラクターの整備に使おうっと。(^_^)
点検も終わり、整備記録簿も全て埋まりました。
ほぼ異常なし。
そりゃそうです。
最近はあんまり乗らないから。(^_^)
整備終了。
いざ、原の車検場へ。
2時に到着して、受付を済ませ、全部合格して出てきたのが、2時22分でした。
もう24回目となると、慣れたもんです。
いつも最初の保安検査で、検査官の声が聞こえにくくてやりにくいのですが、
今回は、検査官がユーザー車検初心者だと思って、丁寧にやってくれたので、スルッと通りました。
コースも2コースの大型車両用のコースで、いちいち止まって検査して前進するアナログ形式で、
3,4コースのような自動計測ではなかったので、とってもやりやすかったです。
無事、今年の車検を終えました。
あとは、いつものように、ディーラーでブレーキフルードの交換をしてもらいます。
ニッサンに持って行くと、若い受付の女の子は、
「車検はいいんですか?」
って、たいてい聞きます。
「もう、やってあります。」
って答えるときが、また、気持ちいいんですよね。(^_^)