ユーザー車検のすすめ

ユーザー車検について、聞いたことのある人は多いでしょう。
でも、やってみようという人は、まだ少ないようです。
理由は、難しそう、めんどくさい、時間がない、といったところかな。
確かに、ディーラーに任せてやってもらうのに比べて、手間も暇もかかります。
でも、一度始めてしまうと、やめられない、そのくらいおもしろいものですよ。
その魅力とは、

1 安い

2 車検のシステムがよく分かる

3 自分の車のことがよく分かる

4 ディーラーの作業員さんとも仲良くなれる

といったところでしょうか。
 1番の値段ですが、ディーラーに頼むと、総額で10万円以上も珍しくありません。
いったい何でそんなにお金がかかるのか、明細を見ても分からないことも多いでしょう。
ユーザー車検では、経費いっさいが自分持ちなので、大変よく分かります。
 多くかかるところでは重量税や自賠責保険などで、車種によって違いますが、まあ、5万円位ですね。
一番安いのは、もちろん車検代行料で、ディーラーでは1万円位するのですが、自分でやるから
もちろんただです。
 その他にも、事前整備で過剰整備をしなければ、整備代も抑えられます。

 2番の車検のシステムについては、何を検査しているのかがよく分かります。
何しろ自分でやるのですから。タイヤやブレーキやスピードメーター、ヘッドランプなど、
難しい検査はほとんどありません。日常の点検整備でほとんどカバーできる範囲です。
検査料金も、なんと1600円位です。

 3番の自分の車のことがよく分かるとは、やはり、事前に自分でやる点検や整備を通して、
自分の車のエンジンルームやボディーの下回りなど、どうなっているのかよく見る機会が増えて、
自分の車についてだいたいのことは分かるようになります。
車検を自分でやると、後の管理も自己責任ですから、そのへんはきっちりやらなければなりません。

 4番目のディーラーの作業員さんとも親しくなれるというのは、ブレーキの整備などはプロでないとできません。
だから結局はディーラーに持ち込んで、こことここを整備してくださいという、「オーダー整備」をするのですが、
そのとき、作業員さんと話をすることが多く、後々いろいろな修理を依頼することもあって、作業員さんと顔見知りになって仲良くなることが多いです。
まあ、店のサービスマンさんと仲良くなって、車を引き取りに来てもらったり、持ってきてもらったりするのとも
似てますが、それにはお金がかかります。
作業員さんと仲良くなると、いちばん良い解決方法や、手っ取り早い修理法などを教えてもらえ、経費の節減にもなります。どちらがいいと思いますか?

 まあ、確かに時間的に余裕がないと実行は難しい面はあります。
休日に2日位の事前点検と整備、平日の午前中か午後の半日、自動車検査場に車を持ち込んで、検査を受けられる
時間があれば、誰でもとはいえませんが、車の好きな人なら、ユーザー車検に挑戦することはできると思います。

さあ、おもしろそうだなあと思ったかたは、他のページを見て、ぜひ、やってみませんか。