田起こしと精米室整備

いよいよ12月も残り半月。
忙しくなってきました。

農機具小屋ができるまで、納屋の前にしまってあった運搬車とハーベスターを、表の庭へ移動しました。

トラックには、鉄くず屋へ持って行く古鉄がいっぱいです。
ほとんど重さがないので、タダで引き取ってもらいます。

ミニユンボは、田んぼのあぜを埋めたのが浅くて、田起こしの時、トラクターの刃が当たってしまったので、
もう一度、深く掘り起こして埋め直しました。
このユンボでも、充分、あぜを埋めるくらいの作業がこなせることがわかりました。
とりあえず今日は、ちょっと道を空けて、移動させました。

本日の主役はこれです。
ホンダの11馬力のトラクター、マイティ11です。

あぜを取っ払って広々とした3番と4番の田んぼを、清々と田起こししました。
広いということは本当に気持ちいいです。
ザーッと、まっすぐに耕耘をかける時間が長く、方向転換の回数が少なくて済むので、仕事がはかどります。
わざわざあぜをまたぐこともありません。
早く全部のあぜを取ってしまいたいです。
しかし、どんな難題が起こるかわからないので、
とりあえず、今年はこれだけでやってみようということになりました。

マイティには、前にもPTOが着いていて、上下に上げ下げすることができます。
ここに鉄工所でブレードを作ってもらって取り付ければ、ホイールローダーみたいに前に押してならして、土ならしもできるのですが・・・。
考えてみようかな。

ガソリンエンジンなので、あまりトルクはなく、後ろのローターにあまり負荷がかかるとエンストしてしまいます。
そういうときは、ローターを少し持ち上げて、少し浅く耕すようにすれば大丈夫です。

工事で固まった土も、難なく耕せました。
ただ、デコボコの所は、ローターの耕す深さの自動制御がないので、ローターが持ち上がってしまうと耕せません。
ま、腕で何とかカバーするしかないですね。(笑)

午前中は田んぼを半分耕して、午後からは、また、ここの整備です。

棚にあった使わない古い道具や、錆びた1斗缶は処分しました。

あとは、この精米機の下と、入り口だけです。

精米機の下は、秋田杉構造用合板を貼って、仕上げました。
ところが、またコメリに行ってみたら、なんと秋田杉の板が売り切れてなかったのです。
仕方ないので、普通のラワン合板を買ってきました。
なんだかねえ・・・。(笑)
やっぱり日本の木がいいなあ。

とりあえずここまで出来ましたが、まだ、仕事がやりづらいのです。
そうだ、棚つけよう。(笑)

ここも、道具を置く場所がない。
そうだ、掛けるとこ付けよう。(笑)

このスチールロッカーは、おばあちゃんの短歌の雑誌が入っています。
もっといいところへ置こう。

この辺が空いてるなあ、ということで、その晩、夜なべをして、棚を付けました。

次の日の朝。

はい、棚のできあがり。

こちらの上には、収穫用の袋を置きました。
精米が終わった袋もここに置きます。

こちらは、出荷用の米袋と、段ボールです。

精米機の上には、米すくいと、手ぼうきを掛ける所を作りました。

このテーブルで米を詰める段ボール箱を組み立てて、米を入れて、ガムテープで貼り付けます。
大きな重い箱は、PPロープで2カ所しばって、持ちやすくします。
手前のはかりで米を量って、米袋に入れます。

今となっては、このラワンの合板が唯一の心残りです。(笑)

24年産米の精米も、19日で終わりました。

24年産米は、10キロ1000で、よく売れたのですが、味はもう少しなので、今年の新米を半分混ぜて、
10キロ1500円で売ることにしました。
味は確実によくなるのですが、500円高くなるとどうでしょうか。

次の日は、24年産米を全部箱に詰めてしまいました。

精米室の壁には、時計と、掲示板も付けました。
もみからは、だいたい4分の3の白米が取れるようです。

24年産の米と、新米をブレンドしました。

ブレンド米(1500円)が4つできました。
全部24年度だけの米(1000円)も、2つ作りました。

実は、昨日の木曜日の夜、ヤフオクに出品したのですが、
昨日のうちに24年度米だけ、2つとも売れてしまいました。

やっぱりおいしさより値段なのかなあ。(笑)

この精米機にも、問題があります。
どうしても全部の籾が取り切れないのです。
何粒か、もみ殻が付いた米が残ってしまうのです。
やはり、籾すりの専用機が必要でしょうか。

精米のマニュアルも、だいぶ改善点も見えてきました。
また作り直しですね。
来年は、新米を完璧なコンディションで売れたらなあ。(笑)