種籾を播く

いよいよ平成26年度の稲作の本格的な開始です。
種籾を播きます。
といっても、この前に、塩水選があるのですが、今年は塩水選でやるより真水でやってもそんなに変わらないと言うことで、
真水で行いました。
種籾は、1,あいちのかおり 2,コシヒカリ 3,いのちの壱
の3種類です。
その後、種籾の消毒と、お風呂の残り湯に2日入れる芽出しという作業があるのですが、
今年も土日で孫の子守に当たってしまい、おじいちゃんとおばあちゃん(孫から見るとひいじいちゃんとひいばあちゃん)に
依頼してしまいました。
ほんとに申し訳ないですね。
おじいちゃんになっても、まだ、親に依存してます。( ^_^)

作業中は準備もできず、撮影できなかったので、終わったあとです。

これが、今までうちで育てていた自家採取の種籾のあいちのかおりです。
種籾の量は、芽出しをした催芽米で150gぐらいです。
一応6箱作りました。
田んぼは5畝程度なので、たぶん4箱で足ります。

これは、ネットで買ったコシヒカリです。
真水選でも、ほとんど浮きませんでした。
優秀な種籾です。
やはり催芽米150g程度で6箱作りましたが、たぶん5畝程度の田んぼなので4箱で足ります。

そしてこちらが、今年の主力品種のいのちの壱です。
有名な岐阜県のブランド米の「竜の瞳」の同一品種です。
もちろん、竜の瞳は、無許可で栽培することも販売することもできませんが、
同じ品種のいのちの壱は、なぜか登録が切れているので、栽培することも販売することもできるそうです。
ネットで種籾を2Kg購入してみました。値段は1キロ2000円位しました。
ところが真水選してみたら、なんと3分の一くらいが浮いてしまいました。
残った3分の2で籾まきをしました。
やはり催芽米150gほどで、ぎりぎりで14箱できました。
でも、たぶん1反強の田んぼなので、9箱で足りると思います。

こちらは5番と6番の田んぼに植えます。

これは新しく広げた3・4番の田んぼに植えます。

去年までは、すべて手作業で植えていましたが、今年は機械を使いました。
播種機です。
値段はヤフオクで2000円です。
埼玉の方から発送してもらったので、送料が9000円くらいかかりました。
それでも11000円です。
左側が種籾を入れるホッパー、右側が土を入れるホッパーです。

種籾の量は、右下のボルトで調整します。

土の量は、下に付いている可動式の板を動かして行います。
きわめて原始的な機械ですが、無いよりとっても便利です。

動力は人力です。
今の最新式のはモーターのようですが・・・。( ^_^)

育苗用の土は、親父さんが買ってくれました。
農協の土です。

しっかり化学肥料が入っています。
無化学肥料とは行きません。
しかし、苗作りは大事なので、やむを得ないですね。

最後に覆土が足りなくなって、去年の土を使いました。
去年は、この土があまりよくなくて、うまく育苗できなかった農家があったという話を聞きました。
うちでは大丈夫でしたが。

とりあえず、今年の播種は完了しました。
あとは、水やりをしながら発芽を待つだけです。
ここは南国なので、温度管理は全く気を遣いません。
北国の方では大変みたいです。