田植えから53日目の稲の変化

土曜日の夜、実家のおじいちゃん(親父さん)から電話がありました。
「今日、田んぼを見たら、稲の葉が赤く枯れてるどう。」
スワ、病気発生か!
次の日曜日、イクジイもそこそこに、急いで実家に戻りました。

お隣の先輩も、土日には里帰りしています。
スカイラインのクーペです。
いいなあ。

ナスとピーマンは、周りの鶏頭に追い越されてしまいました。

鶏頭の花が巨大化してます。
なにしろこの畑は、おばあちゃん(おふくろさん)のまいた堆肥が強烈に効いていますから。(^_^)

オクラもジャンジャンなってます。

里芋もそろそろ大きくなり出しました。

こぼれた種から生えたゴマは、種を作り始めました。

おばあちゃんが播いたゴマも、大きくなり始めました。

サツマイモも、いい感じで繁殖してます。

そして稲です。

ん、けっこう大きいぞ。

こっちは少し黄色いぞ。

お〜、あの辺はたしかに少し葉が枯れてる。

この辺も少し枯れてる。

こっちはよさそうだなあ・・・。

まずはいのちの壱の3番。

お〜、90センチを超えてる。

100センチまでもう少し。

分けつも申し分なし。

ちょっと下葉が枯れてるけど。

ここは隣の畑の除草剤をかぶったところ。
もうダメだな。

真ん中辺に茶色い葉が。

あの辺にも見える。

端っこも少しある。

ここらも。

でも、外側の下葉だなあ。

あの辺も下葉だなあ。

水口のあたりはあまり枯れてない。

高さは80センチくらい。

まだ生長途中です。

ようやく80センチ。

コシヒカリの5番の田んぼです。

ちょっと葉が黄色いです。

高さは、いのちの壱よりちょっと低めの80センチ。

葉色はやはり薄い緑です。

やはり、下葉が少し枯れてます。

水口のあたりは、

ちょっと枯れてる。

成長はやはり少し遅いです。

最後は、あいちのかおりの6番の田んぼです。

これは晩稲なので、まだ小さいです。

60センチくらいしかありません。

でも、ちょっと枯れてます。

北東から見た全景です。

南東から見た6番のあいちのかおりです。
まずい、草が出てきた。
取らなければ。

5番のコシヒカリです。

3,4番のいのちの壱です。
やっぱり下葉が枯れてます。

水の出口です。
この辺はいちばん水温が高く、成長が早いところです。

高さは90センチくらい。

分けつもしっかりしてます。

おやじさんから下葉が枯れているという電話を受けてから、
心配になって、ネットでいろいろ調べました。

原因として書かれているので、いちばん多いのは、肥料不足。
特に、マグネシウム不足によるものだ、と言うものでした。

う〜ん、たしかに、うちの田んぼは去年から全く肥料をやってません。
稲わらを少し還元したのと、ときどき精米した米ぬかや籾殻を入れているだけです。
やっぱり肥料不足かなあ・・・、

と思っていたとき、やっぱり化学肥料をやらない自然栽培をしている人で、
肥料不足じゃないという人がいました。

その人によれば、稲は成長期を終えると、次の子孫を残すための登熟期に入ります。
すると、今まで生長に使っていた栄養を、穂の形成の方に使い始めます。

すると、いちばん外側の下葉へは養分が回らなくなり、真っ先に枯れ始めるのだそうです。

そしてその頃には、丸く太った茎の中には、既に、稲の穂が育ち始めているのだと。

だから、肥料不足だと思って、慌てて肥料をやると、稲の登熟のタイミングが狂ってしまう。
そんなことはしない方がいい、と言う説明でした。

それが本当か、確かめてみることにしました。
葉が枯れ始めている稲の茎を1本カッターで切ります。
指で指している稲の根元です。

けっこう根元の方です。

それを縦に切ってみると、

お〜!

入ってる入ってる。

根元から10センチほどの上の方に、既に穂が形成されていました。

こんなに下の方で、既に作られていたんだ。
今まで出穂して出てくるまで、見たことがありませんでした。

これで安心しました。
下葉が枯れるのは、病気でも、肥料不足でもない。
もう、登熟が始まっているんだ。

あとは、出穂を待って、出穂後には間断潅水を繰り返すだけです。

それにしてもいのちの壱は出穂が早そう。
稲刈りも去年は晩稲のあいちのかおりだけで10月だったけど、9月中になりそうな予感がします。

楽しみ〜。(^_^)