土曜日の夜、実家のおじいちゃん(親父さん)から電話がありました。
「今日、田んぼを見たら、稲の葉が赤く枯れてるどう。」
スワ、病気発生か!
次の日曜日、イクジイもそこそこに、急いで実家に戻りました。
お隣の先輩も、土日には里帰りしています。
スカイラインのクーペです。
いいなあ。
ナスとピーマンは、周りの鶏頭に追い越されてしまいました。
鶏頭の花が巨大化してます。
なにしろこの畑は、おばあちゃん(おふくろさん)のまいた堆肥が強烈に効いていますから。(^_^)
オクラもジャンジャンなってます。
里芋もそろそろ大きくなり出しました。
こぼれた種から生えたゴマは、種を作り始めました。
おばあちゃんが播いたゴマも、大きくなり始めました。
サツマイモも、いい感じで繁殖してます。
そして稲です。
ん、けっこう大きいぞ。
こっちは少し黄色いぞ。
お〜、あの辺はたしかに少し葉が枯れてる。
この辺も少し枯れてる。
こっちはよさそうだなあ・・・。
まずはいのちの壱の3番。
お〜、90センチを超えてる。
100センチまでもう少し。
分けつも申し分なし。
ちょっと下葉が枯れてるけど。
ここは隣の畑の除草剤をかぶったところ。
もうダメだな。
真ん中辺に茶色い葉が。
あの辺にも見える。
端っこも少しある。
ここらも。
でも、外側の下葉だなあ。
あの辺も下葉だなあ。
水口のあたりはあまり枯れてない。
高さは80センチくらい。
まだ生長途中です。
ようやく80センチ。
コシヒカリの5番の田んぼです。
ちょっと葉が黄色いです。
高さは、いのちの壱よりちょっと低めの80センチ。
葉色はやはり薄い緑です。
やはり、下葉が少し枯れてます。
水口のあたりは、
ちょっと枯れてる。
成長はやはり少し遅いです。
最後は、あいちのかおりの6番の田んぼです。
これは晩稲なので、まだ小さいです。
60センチくらいしかありません。
でも、ちょっと枯れてます。
北東から見た全景です。
南東から見た6番のあいちのかおりです。
まずい、草が出てきた。
取らなければ。
5番のコシヒカリです。
3,4番のいのちの壱です。
やっぱり下葉が枯れてます。
水の出口です。
この辺はいちばん水温が高く、成長が早いところです。
高さは90センチくらい。
分けつもしっかりしてます。
おやじさんから下葉が枯れているという電話を受けてから、
心配になって、ネットでいろいろ調べました。
原因として書かれているので、いちばん多いのは、肥料不足。
特に、マグネシウム不足によるものだ、と言うものでした。
う〜ん、たしかに、うちの田んぼは去年から全く肥料をやってません。
稲わらを少し還元したのと、ときどき精米した米ぬかや籾殻を入れているだけです。
やっぱり肥料不足かなあ・・・、
と思っていたとき、やっぱり化学肥料をやらない自然栽培をしている人で、
肥料不足じゃないという人がいました。
その人によれば、稲は成長期を終えると、次の子孫を残すための登熟期に入ります。
すると、今まで生長に使っていた栄養を、穂の形成の方に使い始めます。
すると、いちばん外側の下葉へは養分が回らなくなり、真っ先に枯れ始めるのだそうです。
そしてその頃には、丸く太った茎の中には、既に、稲の穂が育ち始めているのだと。
だから、肥料不足だと思って、慌てて肥料をやると、稲の登熟のタイミングが狂ってしまう。
そんなことはしない方がいい、と言う説明でした。
それが本当か、確かめてみることにしました。
葉が枯れ始めている稲の茎を1本カッターで切ります。
指で指している稲の根元です。
けっこう根元の方です。
それを縦に切ってみると、
お〜!
入ってる入ってる。
根元から10センチほどの上の方に、既に穂が形成されていました。
こんなに下の方で、既に作られていたんだ。
今まで出穂して出てくるまで、見たことがありませんでした。
これで安心しました。
下葉が枯れるのは、病気でも、肥料不足でもない。
もう、登熟が始まっているんだ。
あとは、出穂を待って、出穂後には間断潅水を繰り返すだけです。
それにしてもいのちの壱は出穂が早そう。
稲刈りも去年は晩稲のあいちのかおりだけで10月だったけど、9月中になりそうな予感がします。
楽しみ〜。(^_^)