いのちの壱の稲刈りから4日経ちました。
いちばん早く刈ったところは、もう6日目です。そろそろ乾燥できたはずが、・・・
6日の朝、台風18号が通過して、大雨と大風になり、
牛にかけてはざかけしてあったいのちの壱は、ほとんどがなぎ倒されました。
午前中に必死に立て直しました。
これは夕方の4時頃の写真です。
牛の根元にはまだ水がたまっています。
ほとんどの稲は、この中に倒れました。
一見乾いているようですが、まだ湿っています。
こちらはおくてのあいちのかおりです。
まだ稲刈り前です。
ちょっと倒れているのは、ウンカにやられて枯れたところです。
そのほかのところは、ほとんど被害はありません。
やはり疎植栽培は、風に強く、倒れにくいです。
他の田んぼでは、かなり倒伏の被害が出ています。
水口の近くは、まだ青いところがあります。
次の日です。
来週あたり、また、台風19号が来るという予報が出ています。
天気は相変わらずぱっとしません。
田んぼの様子は、
まだこんなです。
最初に刈ったいのちの壱は、水分はどうなったでしょう。
籾をとって、
水分計で調べます。
籾すりして、
計量皿に載せて、
18%でした。
もう少しです。
2日目に刈ったところは、
18%。
3日目に刈ったところは、
18%。
最後に刈ったところは、
19%近くでした。
もう少しです。
台風の前に、あいちのかおりも刈ってしまうことにしました。
来週はイクジイに出かけてしまうからです。
となりの稲刈りが終わった田んぼに牛を立てました。
スズメよけのネットの設置も慣れました。(^_^)
次の日です。
だいぶ乾いてきました。
親父さんは、朝から待ちきれずに手刈りで刈り始めました。
いのちのいちの水分は、
まだ18%。
ここは、
17%。
ここは、
17%弱。
ここは、
17%。
もう少しです。
脱穀はあきらめて、稲刈りの方に集中します。
半分まで刈って9時です。
午前中にこの残りは刈ってしまいました。
田んぼは乾燥していて固く、とても刈りやすかったです。
動画をYouTubeにアップしました。
リンクは下の写真です。
まだ青いところもありましたが、刈ってしまいました。
次の日です。
相変わらず天気はぱっとしません。
田んぼはだいぶ乾いてきました。
もう水はたまっていません。
あいちのかおりの稲刈りも終わりました。
はざかけしたところで、できるだけヒエを抜きました。
さあ、いのちの壱の水分はどうなったでしょうか。
16%に下がりました。
ここは、
15%台まで下がりました。
ここは、
16%。
ここは、
16%。
平均で16%まで下がりました。
これなら明日は脱穀できるかも。
次の日です。
田んぼは乾いています。
あいちのかおりは、はざかけ中に台風の被害は免れないので、昨日のうちに対策をしました。
全ての支柱をロープで固定しました。
こんな感じです。
30センチのプラスチックの杭を打ち込んで、固定しています。
ここは、またいだ だけですが、後の方は支柱に巻き付けて固定しました。
そしていのちの壱の水分は、
なんと、また17%に戻っていました。
ここもです。
ここも・・・。
ここも。
平均の水分が昨日よりも上がってしまいました。
こんなことってあるのでしょうか?
そこであることに思い当たりました。
もみは水分の調節作用があって、自ら水分を吸ったり出したりするのだと。
前に古米の水分を計ったら、パサパサかと思ったら、16%くらいあって、驚いたことがありました。
脱穀したとき14%くらいまで乾燥していたコシヒカリです。
籾すりして精米します。
何と水分は16%台まで上がっていました。
乾燥していたもみが空気中の水分を吸っていたのです。
16%はいちばん美味しい水分量と言われています。
9キロの籾から、6.8キロの玄米が取れました。
まだ緑色の玄米もありました。
それを精米すると、
きれいな白米になりました。
多少青くても大丈夫です。
ということで、今年の新米は、コシヒカリからいただきました。
とっても美味しかったです。
そしていのちの壱は、金曜日の午後、無事脱穀してしまいました。5袋で132キロ取れました。
購入した籾が2キロで、真水選したら1.5キロくらいしかありませんでしたから、100倍近くになりました。
来年は、もっとたくさん作れます。(^_^)