10月27日の月曜日、沼津からゲストが訪ねてきました。
うちの田んぼで取れた新米を食べてみたいと言うことでした。
せっかくなので、稲刈りが終わって、ようやく乾いた田んぼに、運搬車を使って作業用の木のテーブルと折りたたみ椅子と木のベンチを出しました。
松崎からも、淹れ立てのコーヒーを持って、もう一人のゲストが来てくれました。
あいにくの曇り空で、風も強くて、ちょっと寒かったですが、新米のおむすびを食べて、お茶とコーヒーを飲んで、楽しい時を過ごしました。
ゲストが帰った後は、さっそく、田んぼ工事の準備です。
いろいろ使う稲わらをのぞいた、余った稲わらをカットして、田んぼに返して、肥料にします。
エンジン付きのカッターを使います。
コーワ エンジンカッター S160です。
160は、カッターの刃の幅みたいです。
こうして干してあるワラをカットします。
去年もやりましたが、去年は2枚、今年は田んぼが4枚なので、けっこうあります。
カッターの使用中の様子(YouTubeの動画)は、下の写真をクリックしてください。
調子よくカットしていたら、夕方近く、大きな束のワラを入れたとき、ワラが詰まってしまい、
カッターが止まってしまいました。
その後、いくらエンジンを吹かしても、カットできなくなってしまいました。
次の日はその修理から始まりました。
これです。
右側の歯車でエンジンの回転を前にある大きく重いカッターに伝えます。
エンジンが掛かると、すぐこの刃が回り出します。
左側のベルトは、その回転を上部のワラ取り入れ口に伝えて、ワラを吸い込むための駆動ベルトです。
銀色のプーリーが、クラッチレバーにつながっていて、クラッチを入れるとベルトの回転が伝わるようになっていました。
こちらのエンジンからカッター刃へのギヤとチェーンは問題なし。
エンジンをかけると、すぐ動きました。
問題はこちらです。
クラッチをつなぐと、ベルトが滑ったようになって、ワラの取り入れ口のローラーが回転しないのです。
はじめは、クラッチベルトのテンションが足りないのかと思って、Aのボルトを緩めて、ベルトを貼り直してみました。
しかし、クラッチを入れると、やっぱりダメです。
ベルトが滑って、ワラ取り入れ口のローラーが回転しないのです。
よくよく見ると、ギアからの回転を伝える右側のプーリーの軸が動いて、空回りしています。
な〜んだ、これだったのか。
ワラをかんだショックで、Bのボルトが緩み、プーリーが空回りしていたのです。
Bのボルトを締めたら、一発で直りました。
さあ、ワラ切りをやってしまうぞ、と思って、田んぼにカッターを運び、
思いっきりリコイルスターターを引いたら、なんと、スタ^−ターのひもが切れてしまいました。
あ〜あ。(T_T)
また、カッターを田んぼから引き上げて、修理です。
でも、リコイルスターターのひもは、前に修理したことがあります。
田植機のスターターで、さんざん苦労して直したので、だいたいのことはわかります。
まずカバーを外します。
裏ぶたが付いています。
マイナスドライバーで外します。
バネの付いた爪があります。
なくさないようにそっと外しておきます。
中には、リコイル、つまり巻き戻しのためのゼンマイが付いています。
これを外してしまうと面倒なので、外さないように注意して作業します。
外周に巻いてある切れた古いひもを外します。
新しいひもを巻きます。
6ミリかと思ったら、4ミリのロープでした。
切れないように金剛打ちロープを使いました。
初めは、長さを長めにとって、取っ手に付けましたが、そんなに長くなくてよかったです。
長いと、垂れ下がってしまって、かっこ悪いです。
ゼンマイのバネで引き戻すので、ぴったりの長さでよかったです。
これは次の日です。
無事、修理完了して、全てのワラをカットしました。
昨日の稲わらはありません。
来年の稲の、いい肥料になって欲しいです。