最近のイネの様子です。
出穂からもう3週間たちました。
遠くから見ると、だいぶ色づいてきました。
成長が早い南側に行くと、こんなに稲穂がたれています。
まずは普通栽培の3番の田んぼ。
穂がそろい始めてから、間断潅水をしています。
水を入れるのを止め、田んぼが乾いたら、また水を入れ、
田んぼに水が入ったら、すぐにまた止め、また乾かし、
を繰り返します。
根に水分を切らせないで米の栄養分の形成を助けるとともに、根に酸素を送り、活動を活性化するためだそうです。
確かに、ずっと水に浸っているイネより、乾かした田んぼのイネの方がよく育ちます。
北側から見ると、南側の方は、かなり成熟して、黄色が濃くなっています。
いちばん成長が遅い水の取り入れ口あたりでも、こんなに穂がたれてきました。
しかし、南側の真ん中あたりでは、残念ながらウンカによる丸ガレが発生し、2カ所ほど穂が付かなかったところがあります。
農薬の散布によって、ここまでで被害は止まりました。
つぎは疎植栽培の4番の田んぼです。
こちらもずいぶん穂が育ってきました。
真ん中辺は、黄色く色づいています。
いちばん成長の遅い水口の辺も、ようやく穂がそろいました。
南側は、やはり成長が早く、すっかり稲穂がたれています。
こちらは株間が30センチと広くて風通しが良かったためか、丸ガレは発生しませんでした。
一部、葉が黄色くなったところはありますが、一応、稲穂は付けています。
どの程度まで成熟するかは、まだこれから見極めます。
しかし、疎植栽培が、イネの株への日照や通風によく、病気や害虫に強いイネになると言うことは、3番と4番の田んぼを較べて分かります。
来年は、すべて株間30センチの疎植栽培にする予定です。